住宅メーカーが教えない!高断熱かつ低価格な家の建て方

家づくり

こんにちは。インベーダーです。

高断熱な家ってあこがれる。断熱材や窓ガラスのグレードを上げれば高断熱の家になるけど、金額がどんどん上がっていってしまう。って思っている人へ。今回は高断熱でなおかつ低価格な家をつくる方法を教えます。

当然ですが住宅メーカーさんは、自社の商品をできるだけ高単価で買ってほしいので、基本的には断熱材の性能の良さをアピールしてきます。それは確かに素晴らしい技術です。今から私が紹介する方法はお金がかからない、むしろ安くなってしまう方法なので住宅メーカーの人でもあまり積極的に話してくれない内容だと思います。

そこまでお金はかけられないけど、できるだけ高断熱にしたいという人は必見です。

私は、1年前に注文住宅を購入しその際、関連本を10冊以上読みあさり、それらから得た知識や情報をみなさんにお知らせしたいと思います。

高断熱かつ低価格な家にするポイントは家の形!

高断熱かつ低価格にするには、ズバリ家の形を真四角(正方形)に近い形にすることです。

ここでいう家の形は、平面図で見たときに真四角になるということで、屋根の形状の話ではないです。

つまり凸凹があまりない形です。2階建ての場合は真四角の総二階がベストです。

なぜ真四角の家は断熱性が高いのか

断熱性能を上げようと思ったらどうしますか?

  • ・断熱材の性能を上げる
  • ・窓ガラスのトリプルガラスにする
  • ・サッシをオール樹脂製のものにする …etc…

でも一番効果的なのは、壁や窓そのものの面積を減らすことです。

壁の間にいい断熱材を入れるより、窓をトリプルガラスや樹脂サッシにするより、壁や窓そのものを減らせばいいのです。

下のテトリスをご覧ください。同じ面積でも外壁にあたる面の数がちがうのわかるでしょうか?

ブロックひとつの1辺を「1」とすると、青い真四角のテトリスは外壁にあたるところが「8」ですが、他のテトリスは「10」となっています。でも、面積はすべて同じ4つのブロックで構成されています。

もし、これらのテトリスの中を暖房で温めたら、青の真四角のものが一番熱が逃げにくいのもなんとなくイメージできると思います。

なぜ真四角の家は低価格になるのか

外壁が少なくなればその費用を抑えられる

外壁の面積が減ることは断熱性だけのメリットだけでなく、費用面にも表れます。

見積書を出してみるとわかるのですが、外壁にかかる費用はばかになりません。単価でみると大したことないと思うでしょうが、使う面積が広範囲なので外壁材を変えるだけでも大幅な減額や増額になります。もちろん外壁材だけでなく、その中に入っている断熱材や防水シートもあります。

なので、外壁の面積が減るだけで大きな減額になるのです。

それと真四角の場合、カドが4つしかありません。凸凹している家だとカドがたくさんできてしまいます。サイディングにしても塗り壁にしてもこのカドのところは平面のところよりも、よりお金がかかるそうです。

真四角の家は構造が簡単

もう一度、テトリスの画像を使います。

下のテトリスのような形の家を作るとしたら、最低でも何本柱を必要としますか?

おそらく、私だったら青と緑のテトリスは4本の柱。オレンジと茶色のテトリスは6本。紫のテトリスは8本使うと思います。

何が言いたいかというと、真四角の家の方が柱の数が少なくても耐震構造がとりやすいということです。柱の数が減らせるということは、その柱や構造材の分だけ価格を抑えられるということです。

同じ床面積で同じ耐震性をもつとしても、形を真四角に近くするだけで柱などの構造部材を減らすことができるのです。鉄骨の家は耐震性が強いといいます。たしかにその通りです。でも、家の形を工夫するだけで木造でも十分な耐震性をとることができます。

実は風水的にも真四角はGOOD!

真四角の家は風水的にもよいのです。

風水では凹の部分を「欠け」といい、その欠けの方角によってよくないことがあるみたいなのです。だから風水的にも真四角の家の方がよいと言われています。風水なので信じるか信じないかはあなた次第的なものです。でも、古来から真四角の家がよいと言われたのは、技術がまだ発達していなかった時代に、真四角の方が家が壊れにくかったり、寒さをしのげたりという先人の知恵なのかもしれません。

真四角の家のデメリット

これまで真四角の家の良いところをお伝えしましたが、悪い点(デメリット)もお伝えします。

それは、デザイン性がのっぺりしてしまうことです。

せっかくの注文住宅なのに外観があまりかっこよくならないのです。

確かに凸凹しているほうが陰影があったり、凸凹のところで外壁材を変えたりしてメリハリを出すことができますが、真四角の家だとそれが難しく全体的にのっぺりした感じになってしまいます。

まとめ

高断熱かつ低価格に家をつくるには形を真四角に近い形にするとよいことを紹介しました。

反面、デザイン性には欠けてしまうので、そのへんをどうやって折り合いをつけるかだと思います。それは人それぞれ価値観が違いうので、デザインは別にいいから家の性能を低価格で上げていきたいという人には参考になったかなと思います。しかも、なにか特別なものを使っているのではなく、どちらかというと引き算的な発想なので個人的には好きです。

あとは、土地によっては真四角が無理だという場合あります。その土地に合わせてもらえるのが一番良いと思いますので、あくまで参考までにしていただければと思います。

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