住宅ローン3〜団信・保険編〜

住宅ローン

こんにちは。インベーダーです。今回は住宅ローン第3弾!住宅ローンに付帯する保険、団体信用生命保険についてです。合わせて生命保険に対する考え方も含めて書いていきます。

団体信用生命保険とは?

団体信用生命保険(以下、団信)とは、住宅ローン負担者が死亡や高度障害があった場合に、住宅ローンの残りを負担しなくてもよいというものになります。正確には、そのような状態になったら保険会社が保険金で住宅ローンの残りを支払っていることになります。ちなみに、その保険料は負担せず、金利に含まれていることが多いです。ちなみに、金融機関では団信への加入が住宅ローンを組む条件にもなっています。

また、団信の保険審査が通らないと住宅ローンが組めないことになります。健康状態に不安があって審査に通らない人はフラット35であれば団信なしを選択できます。

なぜ団信がつくのか

もし、万が一、住宅ローンの支払人が死亡してしまったら。。。その家族がローンを支払い、支払えなくなってしまったらその家から出て行かなくてはいけなくなるかもしれません。銀行も組んでもらった住宅ローンの債権が回収できなくなってしまいます。

そこで、住宅ローン支払人に保険を掛けておく仕組みが団信です。もしも万が一が起こってしまった場合に、保険に入っておけば、その保険金で住宅ローンを完済することができ残ます。これで家族にも、債権を回収できた銀行にも、WIN-WINの状態になります。なので、金融機関の住宅ローンは多くはプラスの負担無しで団信がついているケースが多いのです。

団信で保証しておきたいこと

団信は住宅ローンを払えないリスクのために備えるものです。主に、住宅ローンを支払えなくリスクは次の3点です。

①死亡  ②高度障害  ③収入の著しい低下

団信では③については保証していません。これを保障したら保険会社はやっていけません。③のリスクを防ぐためには、ご自身がしっかり考えて住宅ローンを組む必要があります。そのためには、予算を把握して判断しなければなりません。。詳しくは過去の記事「住宅購入の予算って?」を参照してください。 住宅購入の予算って?

①と②は多くの団信で保証していますが、②については組む住宅ローンによって内容が若干違います。

ただ、住宅ローンを組むうえでそこまで気にする必要はないと思います。②になってしまった場合には加入している年金からも障害年金がでるし、働けないほどの障害にはほとんどの団信は対応しているはずです。気になるようであれば各金融機関のホームページに細かい詳細が載っているはずです。

それよりも、住宅ローンの金利を金利を気にして、団信の保障内容を見て、それでも気になるような内容であれば別に民間の保険を検討するくらいでいいと思います。

我が家の保険事情

私は妻と子供が2人いますが、生命保険に入っていません。理由は住宅ローンの団信があるので、定期保険の収入保障型保険と同質の保証が得られているからです。その内容を考えるとその保険内容で十分であるからです。そのことを、少し手寧に書いていきます。

定期保険の種類

定期保険には大きく分けて①一般的な定期保険②収入保障保険というものがあります。

①のタイプは、30歳の男性のシミュレーションだと。30年間の3000万円を保障するもので月額5000円程度になります。特徴は保険開始の1年目に保険が適用になっても、30年目に適用になっても、保障額の3000万円がもらえることに変わりはありません。

②のタイプも比較できるように30歳の男性のシミュレーションで行います。条件は60歳まで(30年間)保証額は月に10万円を保障するものとします。ちなみに保険料は月額2450円。これは年金タイプの保険なので、死亡時から60歳まで毎月10万円が支払われる保険になります。仮に、契約後すぐに死亡した場合は10万×12か月×30年=3600万円となるので、①と同レベルの保障内容になります。特徴は年齢が上がるにつれ、保証金額が減っていくこと。契約してすぐの死亡は3600万円でしたけど、20年後の死亡は10万×12か月×10年=1200万円となります。そのぶん、保険料は①の半分程度で済みます。

※ちなみに当シミュレーションはネット保険であるオリックス生命のサイトで行ったので、保険商品の中でも安い金額になっております。

団信は収入保障保険と同じ

住宅ローンの団信はしくみはちがえど、効果は②の保険と同じです。

住宅ローンで3600万円のローンを組んだと仮定しましょう。わかりやすくするために、年間返済額120万円、利息無、返済期間30年としましょう。そうすると1年後にローン残高3480万円、2年後に3360万円とローン残高は減っていきます。もし、5年後に死亡したらローン残高分の3000万円が支払い免除されます。

ということは、住宅ローン負担分の年間120万円が減るのと、年間10万円×12か月=120万円が受け取れる収入保障保険では、家計のマイナスがなくなるのと、プラスになるのとのちがいはあれ、効果はプラスマイナスで同じになります。

あとがき

いかがだったでしょうか。今回は保険のことについてだったので、なんか面倒かなとか、よくわからないなと思った方も多いかもしれません。わずらわしいことは抜きにして、厚生年金を支払っている会社員や公務員の方であれば、住宅ローンの団信で保険内容は十分だと思っています。もし、終身保険や別の保険に入っている人は即解約することをおすすめします。建売や賃貸に比べて多少割高でもマイホームを買おうと決断したわけですから、そこで得られる多少なりの金銭的メリットは受け取っておきたいじゃないですか。せめて保険料だけでも節約できれば、毎月1万円ほど生命保険料を払っている人は大きな節約になるはずです。

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