公務員をとりまく社会変化。公務員は資産運用する必要あるのか?

お金

こんにちはインベーダーです。

今回は公務員の方向けの記事です。

公務員は一生安定。そう思ってないでしょうか?10年ほど前まではそうだったかもしれません。

今は社会の変化のスピードがとても早く、公務員も多分に漏れず、少なかれ変化が訪れています。

たしかに他の業種に比べ、安定感はあります。でも、すべて御上の言う通りにしていると後でこんなはずじゃなかったなんてことにもなりかねません。

そうならないように、知識をつけ行動を起こし、盤石な公務員ライフを過ごしていきましょう。

昔の公務員と今の公務員はちがう

公務員のメリットとしてよく聞く手厚い保障。この手厚い手厚い保障は今は昔、、、的な話になっています。

昔の公務員の年金は3階建て

共済年金という制度を知っていますか?2017年までは共済年金という仕組みが存在していました。

共済年金は一般の会社員の厚生年金よりも給付額が3階建の職域部分の分多くなっていたのです。しかも、職域部分は保険料負担なしで受け取れていたので厚生年金よりも有利と言われていたのです。

「被用者年金制度の一元化にかかる概要」私学共済事業(共済業務)私学事業団より

ただ、このような公務員優遇政策におそらく多くの批判があったのでしょう。2017年10月から共済年金は一般の厚生年金と一元化されました。

一元化によって発生した公務員の老後不安

この厚生年金への一元化により、公務員の年金は減ることになりました。

それに相反するように平均寿命は伸びて長寿化。老後の補償は減ったのに、寿命は延びるという、公務員としては老後不安が増す結果となったのです。

これで公務員であっても老後のために備えなければならなくなったのです。

他にはない公務員の強み

公務員には他にはない魅力があります。それは終身雇用が保障されていることと年功序列形式で給料が上がっていくことです。

終身雇用制度の保障

よっぽどの触法行為がない限り解雇されることはありません。

現在の日本の企業では大手の一部上場企業であってもリストラされない保障などありません。2020年現在でもコロナウイルスによる業績不振などで、現にそのような恐れがある企業もたくさんあります。

業績不振でなくても、この社会を生き抜くため、KDDI、富士通、日立、資生堂など名だたる企業が終身雇用制(インターシップ制度)をやめ、成果報酬型のジョブ形雇用の導入に前向きな姿勢をとっています。

しかし、公務員は自分自身がその仕事自体を嫌になってやめない限り、定年まで腰を据えて資産形成をして老後を計画的に迎えることができます。

これは公務員最大の利点です。

いくら人生100年時代と言われているとはいえ、60歳まで安定的に働き続けておまけに退職金も出れば、あとは正しい金融知識さえあればくいっぱぐれることはないと思います。

年功序列形式で給料が上がる

実は公務員以外の社会では年功序列形式の給料体制は崩れつつあります。

この年功序列式の給料は日本社会で長い間続いてきたのですが、世界的日本企業のトヨタの社長も「年功序列体制は維持できない」と宣言しています。

そんななか、年齢とともに基本給は右肩上がりに少しずつですが増えていきます。

※注意点!!

先に共済年金から厚生年金に一元化された話。

次に終身雇用と年功序列型給料の話。

公務員は日本国憲法にも「全体の奉仕者である」と規定されています。現在ある、終身雇用と年功序列型給料も社会が変化して公務員くらいしかそれらの制度を行なっていないとしたら、おそらく社会を追随して廃止されていくはずです。

またまだ先の話だろって思うかもしれませんが、このような公務員優遇的な話に世間の風当たりは冷たいものです。

特に定年まで10年以上ある人はある程度それに備えておく必要はあるかもしれません。

世間知らずの公務員は銀行と保険屋のいいカモ

手厚い保障、安定感が武器の公務員は、その武器があるやゆえに自分でお金の知識がなくても何とかなってしまっている現状があります。

気を付けてほしいのは、保障や安定感によって蓄えられたお金を狙っている人たちがいることです。

お金の知識のない、お金持ちほど恰好なカモはいません。

お金の知識をつけていないと、不必要な保険を勧められたり、手数料の高い金融商品を勧められたりと気が付かないうちに搾取されかねません。

その意味でも自分で資産運用することでお金に関することを学んで、理論武装する必要があります。

「百聞は一見に如かず」でいろいろな本を読んで勉強するもの良いですが、自分で運用することで日ごろのニュースも見方が違ってきたり、聞き流していたような内容のものでも興味をもって聞けるようになっていくはずです。

公務員におすすめの資産運用

ズバリ!公務員で定年まで働くのであれば、iDeCo&積立NISAで大丈夫です。

ここで、ネット証券を使って最安の手数料でファンド選びも自分で行えるような知識がついたのであれば、退職後に金融機関にカモにされ、ぼったくり商品に手を出さずに済むでしょう。

そういう意味で考えても、公務員という職業が勇者の鎧ならば、iDeCoや積立NISAは勇者の盾です。あなたの財産を狙ってくる人たちから、経済的にも知識的にも守ることができます。

詳しく説明した記事もあるので参考にしてください。

必須!!公務員・会社員におすすめ資産運用

まとめ

安定的な待遇が魅力の公務員。現在就職活動中の学生にも人気だそうです。

しかし、その安定にあぐらをかいていると、いつの日か痛い目に合うような気がします。

そうならないように、資産運用してお金に関する知識をつけて、その安定的な魅力を最大限に引き出しましょう。

個人的にはバランスが大事だと思います。

公務員のように職業的に安定している仕事であれば、多少リスクのある資産運用をしてもそれはそれでバランスが取れている気がします。

守備的にはもってこいな公務員という職業に、資産運用という武器が加われば怖いもの無しな気がします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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