勝ち組?負け組?地方公務員という生き方

お金

こんにちは、インベーダーです。

今回は地方公務員という仕事について。とはいえ、仕事の内容というよりも、本当に食いっぱぐれない仕事なのかということを今後の見通しを含めて冷静に考えて行きたいと思います。

将来、公務員を考えている学生の人や転職で公務員を考えている人の参考になれば幸いです。

地方公務員の特徴

地方公務員とは

地方公務員とは、都道府県や市町村に勤務する公務員のことです。

仕事としては、県庁や市役所の行政職や警察や消防、公立学校の教員などの地域社会を支える仕事があります。

地方公務員のメリット

給与が安定している

やはり安定感が最大のメリット!

毎月決まった給与額が振り込まれ、ボーナスも年間2回ほぼ確実に支給されます。終身雇用も民間に比べ維持されやすい傾向もあり、よっぽどのことがない限り定年まで勤め上げることができます。

しかも、年功序列の賃金制度のため、年齢を重ねれば基本的にそれに応じて給与も上がっていきます。

例えば、前職を3年ほどで辞めて公務員になった26歳の人がいたら、公務員1年目の給与ではなく、26歳の公務員として給与がもらえます。

しかし、飲酒運転など法を犯す行為には厳しいです。(当たり前ですが)

福利厚生が充実

年金、健康保険、雇用保険などの社会保険はもちろんのこと、ケガや病気をした場合の傷病休暇など保証が手厚いです。

他にも、賃貸住まいの人にはだいたい月に2万円ほどの家賃補助も出ますし(自治体による)、育児休暇も生まれてから最大3年間取れる(手当の給付は1年間のみ)。

はっきり言って、子どもがいなければ民間の生命保険は不要だと言い切れるくらいの保障の手厚さです。

勤務地の異動はその地方に限定

地方公務員ならではのメリット。

部署の移動はあっても、物理的な職場の異動はその地方内に限定されます。

なので、仕事の都合で家族で引っ越し。みたいなケースは少ないでしょう。

都道府県での採用だとしても、最近ではある程度住んでいる場所を考慮してくれるケースも多いそうです。

老後2000万円問題を解決できる退職金

退職金も手厚いです。

60歳定年でもらえる退職金の平均がだいたい2000万円ほどなので、これで年金と合わせればほぼ老後2000万円問題はクリアです。

地方公務員のデメリット

仕事自体にやりがいがないとモチベーションが維持しにくい

年功序列、終身雇用という制度のメリットはあるものの、成果を出しても給与が上がらないという性質もあります。

そもそも、仕事の性質上、成果というものが評価しづらいと思います。なんとなく仕事ができる人、できない人とまわりから思われたとしても、それが客観的な評価として給与に反映することは少ないです。

はっきり言うと、がんばってもがんばらなくても同じ年齢ならそんなに給与は変わらないので、仕事自体にやりがいを見出さないとモチベーションの維持が大変です。

なかには、開き直って定年までしがみつく人もいます。

世間知らず化しやすい

安定感の公務員ならではというか、平和ボケしてしまうのでしょう。贅沢をしているわけではないですが、普通に生活をしていればお金に困ることはほぼないので、そういった情報や社会の変化にも弱い傾向にあります。

世間から批判されやすい

住民たちの税金で所得をいただいている以上、何かあると公務員は世間からの批判を浴びやすいです。

好景気の時もあまり変わらない

安定感とは逆に、好景気の時もあまり給与の上昇は期待できません。

勝ち組か負け組かどうかはわからないが、限りなく負けは無い生き方

結論。地方公務員というシステム的に勝ちか負けかはわかりませんが、浪費グセがあったり多額の借金をしない限り、人生が終わってしまうようなことはないでしょう。

その点から考えるとほぼ負けることはない選択だと思います。

ステータス例えるなら、守備力は満点とも言える職業だと思います。ただ、攻撃力は無いので爆発的に収入を上げることは無理です。

でも、注意として勝ち組かと言われるとそうとは言い切れません。

地方公務員として勝ち組になるのはこんな人

公務員は究極のサービス業と言っても過言ではありません。

憲法にも「全体の奉仕者」とあるように、自分の仕事が社会に貢献している使命感を感じて仕事ができるような人が勝ち組になれる人だと思います。

もっと言うと、勝ち組になりたいのであれば自分の仕事に誇りを持てるように職業を選べるといいのではないかと思います。

心配事は人間関係の悩み

公務員は人と接する仕事が多いので、仕事上、人間関係のことで悩む方が多くいらっしゃいます。

もし、公務員になろうと決めている方や人間関係に悩んでいる方に読んでほしい本があります。

これです。↓

これを読むと、ある程度人間関係の悩みが解消までいかなくても、理解できるようになります。理解さえできれば、あとは自分自身をコントロールするだけなので考え方がシンプルになれます。有名な本なので、読んでない方はぜひ。

正しいお金の知識があればお金に困ることはない

公務員は食いっぱぐれないとは言いましたが、お金を持っていて無知な人ほどいいカモはいません。そんなカモを狙っている人たちはたくさんいます。

そんなのウソだろ!?と思うでしょうが、公務員の方は、お金に無頓着な人が多く、私からすると不要な保険や、ありえない退職金の運用をしている人がたくさんいます。

まして、これからはお金に関する知識も得ていかないと厳しい社会になっていきます。

お金の知識を知っていれば、自分の資産を守る盾になるだけでなく、資本主義の流れに乗る武器にもなりえます。

公務員のメリットである安定的かつ長期的な給与の収入を武器に、長期的な目線で運用すれば公務員の強みをより最大限に生かしていけるはずです。

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