
こんにちは。インベーダーです。
駅近とかスーパーの近くとか利便性を調べるものさしはたくさんあるのに、災害に強い安心な土地を調べるにはどうしたらいいの?と考えている人へ。そんな安全安心な土地を調べるときにおすすめなのが古地図です。今回は古地図でどのあたりを見て良い土地を判断するか教えます。
こんな記事も書いているので興味のある方はぜひ。↓
古地図ってどこにあるの?
現在では国土地理院のホームページや各自治体の役所や公民館、法務局で公開しているところも多いので見てみると良いかもしれません。

国土地理院の古地図のリンクを下に貼っておきます。

なぜ良い土地を調べるのに古地図なの?
古地図を見るということはその土地の歴史を見るということです。

先生っぽくてすみません。社会の先生なので勘弁してください。(笑)
土地の歴史がわかれば、いままで何百年という歴史の中で、その土地がいままでどような使われ方をしていたのかがわかります。現代ではショベルカーのような重機やコンクリートの登場で、昔より平らな土地を作ることは簡単になりました。でも、それらがない時代の土地を知ることで、自然と共存して人々が生活していた様子がわかれば、その土地に人が住むべきなのかどうかはわかってくると思います。
◯昔から人が住んでいるところは災害が起きにくい
見て欲しいのは購入しようとしている土地が昔何であったかです。
1番良いのは集落です。つまり、人が住んでいた場所。昔から人が住んでいたということは、ショベルカーやコンクリートがない時代から自然と共存、共栄してきた土地ということです。堤防がなくてもある程度、川の氾濫からも守られていて地盤も良好な場所が多いです。
土地にも歴史があるのでそれを活かしましょう。
✖️昔、沼や湿地のところは避けた方が良い
やめておいた方がいいのは昔、沼地だったところ。沼ということは自然とそこに水が溜まっていたということ。なので、地盤も弱い傾向にあり、水害の被害も受けやすい土地となります。
その点で言うと水田だった場所もあまりおすすめできません。田というのは水を溜めて栽培する都合、水を得やすい場所、ためやすい場所に作られる傾向があります。まして技術力のない昔ならなおさらです。なので沼までひどくないにしても避けられるのであれば避けた方が良いと思います。
ハザードマップとの関連性
本当にその土地が安心かを最後に確認するには、各自治体が出しているハザードマップを見るといいでしょう。
そうすると古地図との関連性に気付くと思います。
古地図で、集落の地域には想定しうる災害が比較的少ない場所であると思います。
ハザードマップだけじゃダメ?
じゃあ、最初からハザードマップだけ見ればいいじゃん!って思うけど、ハザードマップは洪水や土砂崩れなどは想定しているのですが、ハザードマップでは載っていない災害があるのです。
それが、地震です。つまり、地盤の強さが見れないのです。
地震の影響まで考えると、その土地の歴史がわかっていた方が良いです。なぜなら日本は太古の昔から地震大国で、そのなかを我々の先祖は生き抜いて今があるのです。なので土地こそ伝統的な集落地域を選ぶことである程度の安心感が得られると思います。
東日本大地震のときに土地が液状化した地域がありましたが、よく考えてみるとそこはもともと、海や湖、沼地だったところを埋め立ている地域だったりします。そう考えると、もともと海だったところが自然の力で海に戻ったとも考えられるのです。
古地図を調べるのは面倒。でも調べる価値は100万〜150万円
軟弱な地盤と知らずに土地を購入して、いざ家を建てようとハウスメーカーに土地を調べてもらったら、地盤改良工事が必要とのことで追加の費用が掛かります。
その額は土地の大きさにもよりますが大体100万から150万円くらい。(地盤の弱さによってはそれよりかかる可能性あり)
まだ、これをやってくれるハウスメーカーはまだ良い方です。これをやらずに家を建てて、家が傾いたりしたら150万どころの騒ぎではありません。
調べるのは面倒だし古地図を調べるのは普通の地図で調べるより大変かもしれませんが、後から150万を地盤の補強に出すと考えれば、古地図で地盤を調べる手間には150万相当の価値があります。
150万円もあればその分、無垢の床材に変えたり、お風呂やキッチンをバージョンアップすることだってできます。
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