家の買うなら注文住宅or建売住宅

家づくり

こんにちは。今回は、注文住宅を建てた経験から家を買うなら注文住宅なのか建売住宅なのかを考えていきたいと思います。

ちなみに私は、自分がいろいろ勉強して(10冊以上本を読みました)注文住宅を建てましたが、私自身が住宅関連企業に勤めているわけではないので一切の忖度なしでお伝えします。

注文住宅とは

注文住宅は設計してもらい、建てるという過程を踏んでいくものです。なので、家を建てる時に依頼するのは住宅展示場にあるハウスメーカーやビルダー、またはその地域の工務店などで、その会社に設計から家が完成するまでをすべて任せるような形があります。そのメーカーによって規格のようなものがあるので注文できる幅も、ちがいます。あとは設計事務所などで個別に設計してもらい、建てるのは工務店にお願いをして、設計と家をつくることを分けるやり方もあります。

このへんの詳しい違いは長くなるので、後でこのことをテーマにブログを更新しようと思います。

建売住宅とは

建売住宅は、土地の上に建物が建った状態で売られている家のことです。よく町で、「新築分譲中あと2棟」などの看板を見ると思いますがそれです。マンションを購入する場合もこれと非常に近いと思ってていいです。

買うのは注文住宅or建売住宅?

注文住宅は完全オーダーメイド。スーツをオーダーメイドでつくるのと同じです。なので、住宅の中では価格が高くなります。そして、ある程度の贅沢であることを知っておいてください。

ここで、スーツを買う感覚を例に話をします。

特にこだわりがなく、世間一般的な身のこなしができればいいと考えるのであれば、おそらくスーツ屋さんに行って既製品のスーツで自分の体形にある程度フィットしたものを選ぶと思います。

話を住宅に戻しますね。

ってことは、特にこだわりがなくて世間一般的な住居でよいのであれば、わざわざオーダーメイドの注文住宅にしなくてよいってことです。

それでよいのであれば、建売住宅や築浅の中古住宅の方がコスト的にもはるかにお得です。建売住宅は、建った後よく売れるようにその”世間一般的な”というところを忠実に表現しています。それはスーツ屋さんが日本人の標準的な体形をモデルに展開しているのと変わらないのです。

もし、「家は普通で、賃貸より少し広くてゆとりがあればいいや」と思っているのであれば建売住宅を購入されることをおすすめします。

建売住宅のメリットは2つ。

①注文住宅よりも価格をおさえられる。

世間一般的なもの = 人気なもの = よく売れるもの = たくさん作っているもの

たくさんつくれば、つくる側のコストを抑えることができるので、価格が安い。まして、集合分譲地の場合その家がそこだけで数件つくられるわけだから、あなた一人のためにその部材を用意するよりはるかにコストを抑えることができます。だから、価格を抑えられるのです。

②実物を見てから決められる。

建売住宅はもうすでに建っているのです。だから、見れます。図面でLDK18畳って書いてあっても実際見て感覚で判断できます。ただ、住宅は住むためのものなので住んでみないとわかりませんが、注文住宅でまだ建っていない家をイメージするより、「こんなはずじゃなかった」的なことは防ぐ確率が多い気がします。

さいごに

さいごに、この選択で迷っている人のためのものさしとして感覚的なことを伝えます。

注文住宅は家を建てることです。

建売住宅は家を買うことです。

家を建てるということは、設計士さんやインテリアコーディネーターさん大工さんや営業さんといった人たちと一緒に家を建てる感覚だと思ってください。なので、完全に業者任せではなく、業者はあくまでも、あなたの家を建てるために協力してくれるパートナーだと考えることです。そうなると、あなた自身で考えたり、決断したりすることも多いので、それが面倒だという人はあまり注文住宅を建てることは向かないかもしれません。なので、注文住宅の選択をする際にはお金のことだけではなくて、家を建てる覚悟が必要です。「注文住宅=素敵な家」と考える人も多い気がしますが、注文住宅で自身が素敵だと思える家を建てた人はおそらく、そのようなちょっとめんどくさい努力をしていたはずです。

家を買うことは、前項で上げたメリットがあります。目の前にある商品をカゴに入れていくような感覚になるのでまちがいも少ないかもしれません。ただ、おそらく一生に一度になる買い物を自分でこだわって決めていきたい、多少面倒でも自分の家を建てたいという気持ちがあるのであれば建売住宅は向かないかもしれません。

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