こんにちは。インベーダーです。半年前に新築を購入した経験やそのときに学んだことをもとにブログを書いています。
今回は子ども部屋をどうするか?というテーマで書いていきます。そして、現役の教員である私が考える、子ども部屋の在り方を解説していきます。
子どもの教育には願いをこめて
![](https://invadersensei.com/wp-content/uploads/2020/10/affection-1866868_1920-1024x683.jpg)
子どもはかわいいものです。親ならだれしもが思うことですが、日々の忙しさやストレスで子育ても大変だと思います。「自分の子どもがかわいくないのか。もっと手をかけてあげないと。」などの外野からの声も聞こえてくることもあるでしょう。でも、きれいごと抜きで、子育ては大変です。もっと手をかけてあげたいけど、その手は限られているのです。
今回これを読んでくれたパパ、ママの人はこの機会に子どもに対する願いを考えて、あらためて認識してほしいのです。こんな子になってほしい。立派に成長してほしい。と。
そして、これから家づくりをする人は、この機会にその願いを家づくりにこめてみてはどうでしょう?
ただ一般的に、6畳の個室をつくればいいか。ではなく、こんな風に成長してほしいを家という形にしてみましょう。
子ども部屋は必要か?
子ども部屋=勉強部屋?
![](http://invadersensei.com/wp-content/uploads/2020/09/hatena-1184896_1920-1024x796.png)
子ども部屋=勉強部屋と考えてる人も多いかと思います。実はこれは、学歴社会が主流だった1970〜2000年頃に定着したもので、この文化があるのは学歴社会が根強い、日本や韓国だけだそうです。まして、この頃日本はバブル景気ですから家を建築する人も今よりも多く、その考えが一気に定着したと思えます。
最近では東大の入学者の大部分が幼い頃自室ではなく、リビングなどで学習していたということもあり、リビングで学習する方が学習としてもいいという意見が強い気がします。
たしかに現役教員として言わせてもらえば、学校での学習も一斉授業のスタイルから、生徒たちが共同で学び合う学習スタイルにシフトしています。その点でも他の目があるところで学習することはいいと思います。
欧米の子ども部屋事情
欧米では生まれた時から子ども部屋が与えられ、そこで寝るような教育が行われます。よく映画などでも、子供がベッドに寝ていて、母親がその横で本を読んであげて、寝たら出て行くといったように、その部屋で幼い頃から一人で寝るのです。逆に日本では川の字で寝ると言ったようにみんなで一緒に寝る文化があります。
欧米がなぜそうなのかというと、子どもの教育というよりは、自分たち夫婦の時間を大切にするためです。子供を別室で寝かせることで自分たちのプライベートな時間を確保するためなのです。一見、「自分たちのためかよ!」と思ってしまいそうですが、最初にも言ったように子育ては大変です。パパママに、ある程度の余裕を与えるためにも参考にしても良い考え方なのかなと思ってしまいます。
![](https://invadersensei.com/wp-content/uploads/2020/10/children-3368013_1920-1024x853.jpg)
インベーダーの意見
子ども部屋は、寝るスペースがあれば十分というのが私の意見です。なので、子ども一人に対して4畳半もあれば十分じゃないでしょうか。そもそも、私の願いとして家族とともに育ってほしいと思っています。なので、なるべく多くの時間を共有スペースですごさせたいのです。
だから、部屋の位置もなるべく日当たりがわるくて、居心地がわるくなるように北側にもってきています。逆に、共有スペースは南東や南といった日当たりのいいポジションにおいて自然と人が集まるようにしています。
もちろん、子ども部屋=寝る部屋なので導線的にも家の奥まった配置となります。玄関から直で子ども部屋には行けません。必ずリビングを経由して行かなけらばならないようになっています。
教育の考え方
10歳までは家族を中心に人間関係を構築し、10歳から18歳までは社会に育ててもらう。そして、18歳からは独り立ちさせるといったように社会性を徐々に身に着けていくのが理想です。
ただ、10歳までに人間不信になるような教育をしてしまったり、15歳にもなって親がいろいろと口を出してしまったり、22歳で就職するにも親の意見を優先して決定する就活生もいます。
最近では少子化の影響もあってか、少し心配しすぎな親御さんが多く、学校や社会を敵としている方も多いように見受けられます。
子どもの人生は、あくまでも子どもの自身の人生です。親はある程度の責任を取らなければいけませんが、高い確率で親の方が先に死にます。死んだら責任を取ってあげることもできません。親としては、自分で安全に生活できるようになったら、徐々に社会性を身に着けるようにシフトしていかなければならないことです。下の欲求5段階説にあるように各段階にあわせた支援をしていくべきだと思います。
![「マズローの欲求5段階説とは?各欲求を満たす心理学的アプローチを用いたサービス事例【図あり】」の見出し画像](https://ferret.akamaized.net/uploads/article/5369/eyecatch/default-366a9b441e2d2250c8181c52f8e08cda.jpg)
子どもが独立したら・・・
子どもが独立したら、子ども自身で自分の家庭をつくることを促します。つまり、家を出ていくということです。老後を子どもに見てもらおうとかっていうことはあまり思っていませんし、別々に家庭を持っている方がお互いにとっていい気がします。なので、家づくりでも子どもが独立したら、家を出ていくことを前提としています。あくまでも、私たち夫婦を中心とした家族を想定して家づくりをしています。独立後はおそらく、子ども部屋だったところは私の書斎にでもなるでしょう。
あとがき
いかがだったでしょうか。今回は本業の一面を見せるような記事でした。よくも悪くも、教育に対して熱心に考えている親御さんは大変多いですし、その分悩みも尽きないはずです。でも、子どもが子供でいる時間は限られています。だからこそ大事にしたいですが、家となると35年のローンのうち手がかかる時期はわずかです。子どもに手をかける時期と独立してからの時期、両方を見据えて家づくりができのがいいと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント