教育効果のある、子どもを叱る方法!役割分担で叱る&フォロー

子育て

こんにちは。インベーダーです。

毎日の子育てって大変ですよね。我が家も3歳と1歳のお猿さんたちがいて、毎日にぎやかにやっています。でも、かわいい我が子ながらイライラして目につくことをガミガミ言ってしまいがちです。そこで今回は子どもの叱り方として、教師をしている私から、叱るポイントや、叱るうえでまわりの役割分担について書いていきたいと思います。

叱る人とフォローする人を役割分担する

まず、叱る人とフォローする人を役割分担します。ダメなのが、みんなが叱る人だと子どもはみんなから怒られたと感じて逃げ場がなくなります。叱るだけじゃなく、逃げ場をつくるためにもフォローする人は必要です。

ここで、役割分担と書いたのは。その役割は固定制じゃなくていいってことです。

例えば、パパが叱り役。ママがフォロー役。というのではなく、その場面場面によって叱り役とフォロー役は変わると思っていた方がいいです。というか、叱るのもフォローするのも両方できないとダメです。場面によっては、叱る人が身内とは限りません。親せきのおじさんや学校や幼稚園の先生、友達という場合もあるでしょう。

これを読んでいる人が親の立場であれば、フォローの方に重きを置いてください。なぜなら、叱る役というのは意外とやってくれる人は多いです。というのも、叱る方が目についたダメな行動を指摘するだけなので難易度は低めです。でも、フォローは子どもの話を聞いてそのうえで教えたりと、子どもと関わる根気と深い愛情が必要だからです。

叱るときは目的をもって

親が叱るにはそれなりの理由があるはずです。

決して「ムカつく」とか人格そのものを否定する言葉ではなく、ダメな行動を否定して叱ることです。

感情的な言葉を入れるとしても、「○○をすると、ママは悲しい」といったように、その子自体がダメなのではなくて、その行動がダメだという叱り方をしてあげましょう。

子どもをコントロールしようと思わない

怒ることの恐怖で子どもをコントロールしようとすると、人の顔色を見る子になってしまいます。

子どもをコントロールしようとするのでなく、「こういう子になってほしくない」⇒「だからこうしてほしい」という気持ちを伝えれば子どもはわかってくれると思います。

ただやみくもに怒ればいいってものではありません。怒ってばっかりいては子どもも、「また言ってるよ」という感じになり、良い関係が築けずお互いにとって良くありません。

叱ることはあくまで手段に過ぎないので、叱ることで言うことを聞かせようとは思わない方がいいです。

どうしてもわからせたいときは厳しく叱る!けどフォローを忘れずに

いけない行動をしているときは厳しく叱る必要もあるでしょう。でも、その叱った後のフォローを忘れないことです。

叱りっぱなしではただ怒っただけで、なんで怒られているかを子どもが整理できていない可能性が高いです。なので、叱った人とは別の誰かが、フォローしてあげることが大切です。

フォローのしかた

ここではフォローの方法について、そのタイミングと声掛けなどのポイントを書いていきます。

フォローのタイミング

叱られた後は子どもの様子をよく観察します。

ある程度、叱った内容が理解できているのか。それとも、理解はできているけど納得できていないのか。反発して怒って興奮している状態なのか。

ある程度叱った内容が理解できて納得していれば、叱った直後でも大丈夫です。よく理解してわかってくれたことをほめてあげましょう。

納得できていない場合は、少し間を開けてその理由を聞いてあげましょう。理由はあるけど上手に言語化できないことはよくあるので、少し時間をとって考えて言語化する時間を与えましょう。大切なのは待ってあげること。実は子どもなりの理由があったのかもしれないので、その理由をのんだうえでダメだった行動を諭してあげましょう。

反発して興奮している場合は、冷静になるまでしばらく待ちます。でないと話が通らないのでフォローしようとしても無駄になる可能性が高いです。場所を変えてあげるなどして落ち着けることを優先させましょう。

声掛けのポイント

声のトーンは優しく、落ち着いてです。叱るときは、とっさのことの場合もなるので大きな声になることもありますが、フォローのときは落ち着いてです。

そして、基本的には子どもから言葉を引き出すように声掛けをします。なので言葉かけは疑問文です。

「どうしてママがあんなに怒っているかわかった?」とか「なんでそれが危ないことかわかる?」とかです。子どもの答えが的を得ていればいいのですが、そうでない場合には諭すように教えてあげましょう。子ども自身に自分の行動が間違っているとしっかりと理解させるのです。

最後は叱った相手に対して「ごめんなさい」をしましょう。叱った相手も、時間が経っているので、冷静になって反省した態度を受け止めてくれるはずです。そして、また人と子どもの関係もよくなっていきます。

自分1人でも1人で叱って1人でフォロー!

とはいえ、まわりの人だって忙しいし、それにちゃんとフォローしてくれるかわからないよ。という場合は1人叱り・1人フォローです。

叱るときは、子どもに𠮟るべき行動をしたときに叱るで良いです。ただ、叱った後は時間をおいて以前に自分が叱ったことのフォローを自分ですることで完結することができます。

大事なことは叱る側の人数の話ではなくで、叱るとフォローをセットで考えてほしいということです。

なるべく子育てはチームの方が良い

それでも子育てをするうえでチームの方がいいのは、子育ては1人で抱え込むにはとても大変だからです。なるべく多くの人を巻き込んで、子どもを教育していくと親も余裕をもって子育てができるはずです。

私も学校で生徒を叱ったときは、「○○のことで△△がいけなかったので厳しく叱りました。フォローをお願いします。」というように連絡を入れています。

まとめ

今回は子どもの叱り方で、叱るそしてフォローについて書いていきました。もちろん、多少のテクニック的なものはありますが、大切なことは関わる人の愛情です

「こんな人になってほしい」子どもと深くかかわる人であれば、きっと持っている本質的なものをしっかりとこちらも表現してあげることです。目につくダメな行動ばかりをついつい言ってしまいがちですが、あなたのことがとても大切なんだよということを、大人も表現していかないとよい関係は築けないと思います。

少しでも今回の記事が、子育てでがんばる人の参考になれればうれしいです。

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